(感謝について)
感謝というは最も尊き、神への祈りを顕(あらわ)すことば。
なれば、神には、最も早く、最も素直に通じてゆきなん。
神の思いは祈りを求め、人の真の感謝それのみ求めて
おるなり、願われるなり。なればそなたも感謝を欠かさず、
一日一度以上は、神に感謝を、思いをいたせよ。 


(人は相手に何かをしてあげると、返りを期待してしまい
ます。それは心の汚れでしょうか)
さにあらず。相手に恵み、捧げなば、それらに感謝のことばも
欲しけれ。なれど欲せず、求むるなかれよ。物にて返す報恩は。
必ず感謝は心にて、ことばによりて表せよ。物に頼るは、
悪しき習慣。まずはことばで感謝示せよ。 


(素直ということについて)
素直とは、最も尊き資質なり。神にも、人にも、己にも、
素直に振る舞い、思えることこそ、易しきようにて難き事。
なれば、まずは、己を見直し、頑(かたく)ななるを直しつつ、
人への真のあるかなきかを、よくよく問えよ、見つめ直せよ。
人の最も扱い難きは、感情こじらせ、お互いが、相手を
そのまま見えぬ時なり。己の作りし妄想に、さらに執着
深めつつ、相手を己の思うようにと、己の尺度に合わさんと
する。なれば相手も反発し、いつか互いを憎み合うもの。
なれど、互いが譲り合い、相手を認め、敬(うやま)えば、
争い消えて穏やかなるらん。まずは諌めよ、己の妄執。
その後改め、高めて行けよ。人の心は本来が、素直な
優しき魂なれば、かつての赤子の素直さ思いて、
己の欠けたることを見つめよ。
なれども無理な変革は、人には適わぬことなれば、
我が身を変えんと試めど、無駄なあがきとなるのみなり。
我が身を変えんとするよりも、その都度諌めて敬虔なれよ。
完璧完全望むより、欠けた不足をわきまえるべし。
さらに深めて謙虚となれば、自ずと素直さ甦るらん。
さらに傲慢(ごうまん)、権利欲、己の威勢をひけらかす、
我と慢心も直さるべし。まずは謙虚になる心、さにて己の
欠点を認める心、必要なるらん。
己の願望強くとも、直すを目指して我慢するなよ。それより
認めて、その都度 戒め、恥じる心を養えよ。さにて人間
一人一人が、あやまち失敗繰り返しつつ、心の汚れを取り
ゆくなれば、始めに欲張り、求めすぎるな。人は順追い、
成長するもの。 


(現世的素直さとの違いは何でしょうか)
現世の素直は、波風恐れて、人に従い、迎合のみの、
心の低き素直さなり。なればそはまだ、低く卑(いや)しく、
真の素直とかけ離れしもの。真の素直は、神にゆだねる、
任せる心の直さなり。なれば、神への従順は、時には
現界現世にては、愚かにも見えん。哂(わら)われもせん。
なれど、負けずに神を信じる、任せる強さを失うなかれ。
素直となれよ。人にも神にも。 

 



   

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/

「真理の御霊」 最後の審判(次元上昇)について
http://blog.livedoor.jp/hikarinomirai-mirokunoyo/archives/18847014.html